今日から9月です。残暑は厳しいものの、朝晩の気温が下がり、秋の気配が漂うようになってきました。それにしても、思いがけない夏休みになったものです。本来であれば東京五輪で日本中が沸いていたはずなのに、自粛生活を余儀なくされるとは考えもしませんでした。そして、毎日淡々と過ごしている分、時間の経つのが早いこと、早いこと。1日が早いだけでなく、1週間がまたあっという間。あれ、また今日「チコちゃん」だ。もう「半沢直樹」だ！　なんて思ったりして、同じように感じている方も少なくないのではないでしょうか。

ところで、8月31日をもって「としまえん」が閉園しました。開園が1926年というからほぼ1世紀です。個人的には、20代前半の就職して間もない頃、プールを利用したことがあります。職場の同僚の女子と、そして男子2人は大学時代の部の仲間。そうしたら、どうなったと思いますか。同僚と男子の仲間の1人が意気投合。この日初対面でしたが、間もなく結婚しちゃったんです。今やもうすっかりオジサンとオバサンですが、としまえん閉園のニュースに接し、出会ったあのころを2人で懐かしんだに違いありません。キューピットの存在などはすっかり忘れて･･･（怒！）。

距離的に家から近くないこともあり、「としまえん」にはずっと行かず仕舞いでしたが、プールは夏場とくに大人気だったようですし、温泉があったり、また遊園地のメリーゴーランドは「カルーセルエルドラド」という立派な名称があるそうで、こちらも長く人々に愛されたんですね。機械仕掛けの芸術的乗り物として、2010年に「機械遺産」にも認定されていると今回知りました。閉園後はしばらく倉庫に眠るというお話ですが、またぜひどこかで活用してほしいものです。

「としまえん」の跡地には都の公園と、「ハリーポッター」のテーマパークがつくられますが、それは今から3年後。現在中学1年生の皆さんは高校1年生、高校1年生の方は、大学生かな!?　コロナが私たちを襲って以来、数年後世の中がどうなっているのか予測がつかない気がしますが、そのとき当たり前の日常が戻り、みんなの笑顔がたくさん溢れていたら言うことないですね。

ちなみに開園100年というと、大阪府の遊園地「ひらかたパーク」も同様なんですよ。「ひらぱー」の愛称で親しまれ、ユニークなイベントがあったり、心和む「バラ園」などが人気だそうです。「USJ」もいいけれど、こちらも機会があったらぜひ行ってみてください～。