分厚い本のススメ。カラオケ本はいつ消えた!?
世の中はどんどん進歩しています。お昼を食べに中華屋さんに入れば、「手持ちのスマホで注文してください」と、テーブルにポップが置いてある。仕事仲間といっぱいやろうと居酒屋に入れば、こちらでもスマホで注文するシステム。人件費削減に効力発揮していますね。そして、こういうときに若い人が同席していると大助かりです。ちゃちゃちゃっとやってくれる。追加注文も「生中~」と横から言うだけで、ピッと入れてくれる。あの小さな画面をスクロールしながらメニューを注文するなんて、そもそも面倒だと思うのは私だけ!? そんな顔をしているから、見透かしたように周りの人が助けてくれます。年を取ってる証拠で、いいんだか悪いんだかわかりませんが。
カラオケでは、やはり画面操作で曲を選びます。歌手名、歌名と選び方はいろいろあって、別に扱いは難しくはないのですが、何だか今一つ腑に落ちない。時に思わず、店員さんに聞いてしまいます。「あの、分厚い歌の本はないの!?」と。アルバイトの男の子はニカッと笑って答えます。「ないっすね~」。たぶん、彼は過去にそれを一度も見たことがないのではないか、と思います・・・。
でもあの分厚い本があると、ペラペラめくることで、忘れていた懐かしの名曲が見つかるわけです。あ、かつての十八番はこれだったじゃん、とか。歌手名のところを開けば、すっかり忘れていた曲名が目に飛び込んできて、やたら嬉しくなったりします。もちろん機械の画面操作でもわかるのですが、あのスクロールがやはり面倒くさい。本ならではの、ページを開けばすぐにわかるというのがいいんです。画面操作だけだと、曲名が思い浮かばなかったら選択できないし、あの歌誰が歌ってたっけ!? と記憶が曖昧ではもうお手上げです。
無人島になにか1つ持っていくとしたら、何? という質問に対し、私もそうですがよくある答えが「百科事典」。99%知らないことだらけだと思うので暇つぶしになるし、知恵も授かる。ただ、これこそ日々実践するのは難しいことで、やはり時間に余裕がないとなかなかできませんよね。情報過多の現代に生きる人にとって、一瞬で、そして手短にまとまって情報が得られるスマホやPCは本当に便利。でもペラペラめくる分厚い本も、なかなか面白く新しい発見があります。
これから迎える夏休み、もしゆっくりできる時間があったら、家の中にある厚い本を手に取ってペラペラしてみるのも悪くないかもしれません。小学生のときに買ってもらった写真や絵つきの百科事典などは、今見ても勉強になったりしますよね。ということで、本棚を改めて見ると、「生活体験大図鑑」というのを見つけました。ページをめくると「家のしくみ」「帽子、シューズのしくみ」「野菜の水栽培」「米図鑑」などなど、なかなかにおもしろそうです~。捨てるに捨てられない本って、まさにこれだなと思いました!
くんせいづくりまで載ってた図鑑!