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ガールズグループの制服衣装に注目!

昨年末の「NHK紅白歌合戦」を見ていたとき、あらためて思ったことがあります。歌い手さんたちの衣装、制服バージョンがやたら多いじゃない!と。

 今やその代表格となったのがトップで登場した「新しい学校のリーダーズ」。セーラー服で首振りダンス、なんて斬新なこと! 「歌い踊るセーラー服、青春日本代表」を掲げ、日本どころか世界を席巻する勢いで、個性や自由を尊重して自分らしく生きるという彼女たちの歌のスタンスに共感を覚えます。

 そして、たった数カ月で世界的アーティストとして注目されるようになったというのが「NewJeans」。韓国の5人組ガールズグループですが、デビュー当時からイメージビジュアルやTVパフォーマンスで制服を着用しており、紅白の舞台でもその姿で登場。制服って、ここまで魅力を発するものなのかと驚かされました。

振り返ってみると、「セーラー服を脱がさないで」という曲で1985年にデビューしたのが「おニャン子クラブ」でした。プロデュースしたのはかの有名な秋元康さんで、彼女たちはガールズグループの先駆けとなり、秋元さんはその後も「AKB48」を皮切りにたくさんの姉妹グループを世に送っています。衣装も「制服ふう」が多く、そこに華やかさと美しさ、また斬新さが加わることで強烈な個性を発揮しています。

 そうそう、「制服向上委員会」という名のグループもありますね。1992年結成で、まさに制服姿で歌って踊る。メンバーは時の流れで幾度も入れ替わっているそうですが、現在も衣装は制服とのことで、根強いファンがいる証拠です。

 これらに限らず、「SUPER☆GiRLS」や、すでに解散してしまいましたが「さくら学院」など、制服衣装を身に着けたアイドルグループはまだまだあるようです。制服にはさまざまな役割がありますが、純粋に人の目を引き、心をくすぐるような魅力があるのでしょうね。

制服って、一見同じように見えても一校一校デザインやカラー、生地が異なります。ゆえに、いつか東京ドームなどで全国の「学校制服展」なんてあったらおもしろいな~などと思ってしまいます。「そっくり制服はどれだ」とか、「人気投票」「オリジナル制服デザイン」といった来場者参加コーナーなどを作ったら楽しそう! ここにきてリニューアルを考えている学校も多いので、先生方から喜ばれるかも!?

と、リニューアルの話に触れましたが、現状をちょっと紹介しますと、男子の学ラン、そして女子のセーラー服は数年前から変革の時を迎えており、いずれもスタイルを変えてブレザーに変更する学校が急増中なんです。ジェンダーの観点から、男女差の際立たないものとしてブレザーが優先される時代になったというのが、その背景にあります。

 私学の女子校の場合は伝統もあって変更するところは少ないとみていますが、あの学校が・・・、この学校が・・・。これからも男女差のないブレザースタイルが増えていくのは間違いありません。制服廃止論も根強くあるようですが、今後制服がどのような流れを辿るのか。注視していきたいと思います。

 

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