ビリギャルの再来!? 挑戦心で見事大学合格!
街中で、制服の襟にコサージュをつけた学生さんや、また袴姿の女子大生などを見かけます。卒業式シーズン、真っただ中。3月に入ってすぐに卒業式だった人は、4月からの新たなスタートを前にやりたいことを次々こなしているのではないでしょうか。思い切り楽しんで、今のうちにしっかり栄養補給してほしいなと思います。
近所に住む男子高校生も、春からは大学生。本人曰く、「高校はここで野球がやりたいと必死に勉強して合格を勝ち取り、在学中は他の生徒についていくのが精いっぱいでほぼビリだった」そうです。大学受験前、お母さんも「期待しないでください~」と笑って言っていたのですが、先月、驚くべき結果が。まさしく逆転満塁ホームラン。ビリギャルの再来。有名私立大学に見事合格しました。「合格」の二文字を見たとき、たぶん飛び上がって喜んだことでしょう。その姿が目の前に浮かんできます。
高校ではコロナの影響で野球の練習ができなかったり、学校行事も中止されるなど不運な出来事がとても多かった今の3年生。野球部は毎年のように好成績をあげていたのに、夏合宿もなく大会を迎えたり、練習試合ができなかったりして、公式戦では思うような結果が出せませんでした。「先輩たちが代々つなげてきた好成績を、僕らの代で切ってしまったのでとても悔いが残ります」と、本人。
そうしたら! 今度は大学でリベンジするというじゃないですか。大学野球はまたレベルがあがり、高校野球のようにはいきません。それでも挑戦する! すごすぎる! この高校で野球がしたいと猛勉強し、3年間勉強と野球を両立させ、さらに一大決心して大学受験に臨み、そして今までで一番大きな扉を開いた青年。文武両道も立派でしたが、挑戦心を常に持って過ごせた高校3年間。それが何より素晴らしいと思います。
「指導してくれるスタッフの先生の熱意、また学校全体が一人の生徒に対して手厚く、何より仲間とのつながりも深かったことがよかったですね。すごく〝愛〟を感じ、この学校で学べてよかったと思っています」
いいこともあれば、悪いこともある。いろいろ起きる学校生活ですが、卒業するとき、多くの皆さんが「この学校でよかった」と心から思えるといいですね。「そうでもなかったよ」という方は、次のステージで絶対リベンジ、しましょうね!