昨日の2月14日は複数の場所で学校採寸がありましたが、そのうちの1つが東京農業大学第一高等学校中等部でした。中学受験における人気校であり、晴れて入学が決まった皆さん、本当によかったですね。制服がお手元に届いたときはその喜びが倍になることでしょう。ステキに着こなして、4月から元気に登校してください！

受験戦争はここにきてさらに過熱。ユニスタ本店のある自由が丘周辺には、大手はもちろん小さな塾も含めるといったい幾つあるのかと思うほどたくさんの塾があります。中学受験最大手のビル前では、子どもたちが大行列で建物内に入っていく風景がもはや日々の恒例行事。車通りが激しいので、警備員さんまで出ています。ショッピングやグルメでたくさんのお店が並ぶ自由が丘の、ここずっと変わらないもう一つの風景です。出生率の低下、子どもの数が年々減って危惧される中、この風景は当分続いていくのでしょうか･･･。

でも、やっぱり子どもは子どもらしく遊ぶことも大事！　娘がお世話になった小学校の校庭では、先週、放課後にたくさんの子どもたちが遊ぶ姿がありました。いつもは背の低い低学年の子どもばかりが目につきましたが、ぐっと背が伸びて大人びた姿の6年生もたくさん。あ～、よかったね、受験が終わったんだねと、何だかこちらまでホッとする思いでした。

校庭の真ん中では、大きい子どもに混じって小さい子どもも一緒になってサッカーをしています。1年生から6年生まで、6歳も年の離れた子ども同士が一緒に学び、遊ぶというのは小学校しかありません。上級生が幅をきかせる中で「入れて」と言える勇気があれば、アッという間に輪の中に。上級生も優しいんですよね。大股で走りながらボールを蹴るお兄さんの背中を必死に追いかける低学年の子ども。転んだら、サッとお兄さんが手を引いて起き上がらせてくれます。塾前の風景より、やっぱりこっちのほうがいいよなと素直に思ってしまいました。

そんなある日、校庭の上空をす～っと通り抜けようとする雲が。それは、この写真にあるようにまるでお魚。トビウオのようでした。お魚のお話「スイミー」が載っている教科書があると思いますが、それを連想させる雲。数分でいなくなってしまったけど、あちこちの小学校へ出向き、子どもたちにエールを送っているのかもしれません。