前回に引き続き、年始から3月頭にかけて行った学校や会場での新入生向け「制服販売」のエピソードをお話します！

 ユニスタの創業は1974年。今から半世紀ほど前で、きっちり言えば来年の2024年が創業50年となります！　当時の社名は「株式会社スクールメイツ」。本社は東京都狛江市でしたが、翌年に自由が丘店を出店し、社名を現在の名称に変更したのが1996年です。その後、2000年にこちらを本社として営業を続けています。

 とある私立高校での学校販売で、保護者の方からふとかけられた言葉が「こちらはかつて、別のお名前でしたよね!?」。え～、なんで知ってるのとびっくりです。「そうです、スクールメイツと言いました！」。聞けばこちらのパパ、出身が目黒区の中学校で、制服を当社で購入したことを覚えていて、それで声をかけてくれたそうです。この中学校は今もユニスタが担当しており、現在は新しい制服に様変わりして当時とは異なりますが、店舗も場所も変わらないのでとても懐かしく思い出してくださいました。

 パパと息子さん、二代にわたってユニスタの制服を着てくださるなんて、本当にうれしい限りです。制服のご注文を受けるだけでなく、ちょっとした雑談を通して人と人との縁を知る。とてもステキな出会いです。一期一会でこの先再びお目にかかる機会はないかもしれませんが、出会いはどこに転がっているかはわかりません。在学中の3年間、またいいご縁があようにと心から思います。

 さて、もう一つ、学校販売でのエピソードを･･･。こちらは学校内の施設をお借りできなかったため、近くの施設を借りて注文を受けたときのお話。施設といっても適切な会場が空いておらず、苦心の末に見つけたのがスタジオ・レンタルスペース。主にウエディングなどのパーティーや、ドラマの撮影等に使われているところでした。

下見に行ってみて、絶句。どのようにお客様をお迎えしたらよいのか、とことん悩まねばなりませんでした。１組ずつ受付するテーブルが足りない･･･、お待ちいただくスペースが限られている、どこで採寸するのか!? 　しかも、会場の施設や備品の扱いに最新の注意を払って進めなくてはならない･･･。もう、心配のネタてんこ盛りです。

 予想どおり当日はよもやの展開の連続した。そして極め付きは、日が暮れ始めてから一気に室内が暗くなったこと。パーティー会場なので全体的に照明が暗く、昼間は気づかなかったのですが、夕方以降はペンを走らせる手元まで暗くなる始末。うっそ～、見えないじゃ～んと焦る、焦る。まったく予想していなかったことなので、伝票の記入ミスだけはするまいとスタッフ全員必死でした。お客様もさぞ驚かれたたことでしょう。

 でも皆さん笑って対応くださり、無事終了となったときは心からホッとしました。今では遠い昔の出来事のようにも思えますが、貴重な経験だったことには間違いなく、さらに折々の酒の肴として大切に保存しております！

自由が丘本店