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会場販売エピソード ①

今回は、年始から3月頭にかけて行った学校や会場での「制服販売」のエピソードを少々お話しましょう。新入生の方々が無事入学し、今ではひと昔前のことのように思えますが、毎年のことながらこの3カ月間は嵐のような忙しさ。そのピークは2月で、同日に23校重なったときはてんやわんやの大騒動! スタッフも大勢必要になるので、事前準備として人の手配が何より大切になります。

 人の手配だけでなく、会場の手配も重要。学校の教室や体育館をお借りして受注するのが一般的なのですが、さまざまな事情から学校が使えないときは会場を探さねばなりません。例えば品川区の某中学校の場合、毎年お借りするのが町の公民館。公民館といってももとはどなたかのご自宅だったようで、建物は木造二階建て、部屋は畳敷きです。玄関で靴を脱ぎ、上がってすぐの板の間に受付だけを設け、ここで注文用紙に記入をしてもらいます。その後、制服一式や体操着などが並び、採寸と注文を受ける2階の部屋に上がっていただく方式を取っています。

 

この会場販売方式は、何と言っても唯一無二。たぶん来場された皆さんは、最初目を丸くしたのではと思います。でもその空気を見事に柔らげてくれたのが、今回1階を担当してくれた受付嬢。板の間に置かれた低くて細長いテーブルと、その前には年季の入った座布団。そのうえにチョンと座り、来場されたお客様を「こんにちは~」とお出迎えします。玄関ドアは開いたままなので、はっきり言って寒かったはず。たった一人で寂しかったとも思います! でも、そんなことは微塵も感じさせない仕事っぷりで、そんなこんなのこの光景を階段途中からふと見た私。何かに似ている・・・と、脳裏に浮かんだのが風呂屋の番台です。座っている位置が高いか、低いかの違いで雰囲気はそっくり。思わずクスッと笑ってしまいました。

 2階の畳部屋でも、テーブルが低いのでスタッフが立ったり座ったりしながらお客様に対応。確かにスペースとしては狭くて気が引けますが、どこよりもアットホームな雰囲気なのは確かです。今年も大きな問題なく、無事受注を終えることができました。一番のご苦労様は、やはり1階受付嬢ですね。あ、受付嬢といっても年齢は・・・。ご想像にお任せします!

 次回も、会場販売エピソードなどをお届けする予定です。お楽しみに~

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