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冬服と夏服の素材についてのお話です!

緊急事態宣言が解除されました。ユニスタも間もなく始動です。それに先立ち、新入生の皆さまのお手元には夏服が届いていると思います。冬服を着用しないまま始業となるなんて思いもよりませんでしたが、やっと学校が始まりますね。始業初日前にはぜひ一度袖を通し、着心地を確かめてみてください。

 制服の生地についてちょっとお話しますと、よく使われる生地は「ウール」と「ポリエステル」です。ウールは天然繊維で柔らかくて弾力性に富み、暖かいという特徴があります。ポリエステルは石油から作られる合成繊維で、強さがあり、速乾性もあります。こうした素材をどう使うかは地域によって異なり、北海道から関東までの地域は保温力の優れるウールを使う学校が多くなっています。対して関西から沖縄までの気候の暑い地域では、ポリエステルが中心。環境に合わせ、適した素材で作っているんですよね。

 夏服と冬服の違いについて、ユニスタが取り扱う東京の学校を見てみましょう。ある私立高校の男子スラックスは、冬がウール80%・ポリエステル20%、対して夏はウール30%、ポリエステル70%と使用する素材の量が逆転しています。また、ある公立中学校の女子スカートは、冬がウール100%ですが、夏がウール50%・ポリエステル50%の混合です。冬と夏が同じ配合の学校もありますね。いずれも、冬と夏で使う糸の太さが異なり、夏は細い糸を使用するので生地全体が薄くて軽くなります。通気性もそれだけよくなります。 

皆さんのお手元にある制服の素材、よかったら裏返して一度見てみてください。そして、冬服と夏服を比べて、素材の違いも確認してください。どれも3年間着用することを考え、とても丈夫にできています。もちろん、自信のメイドインジャパン。昔(大昔!)はスラックスやスカートを、アイロンをかけたり寝押ししないと型が保てなかったものですが、今は形状記憶なので脱いだらきちんとハンガーがけをしておけば大丈夫。毎朝気持ちよく着られるよう、時にはブラッシングするなどして管理するといいですね。

 いよいよ始まる学校生活、充実した日々となりますよう祈念しています。

 

 

 

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