夏至の日に、「なんとかなるさ」精神のススメ
今日、6月21日は夏至。日の入りが遅く、1年のうちでもっとも昼が長い日です。太陽の位置が高いため太陽のパワーがもっとも強くなるとも言われていますが、建物のなかにこもってしまうと、そんな大自然のエネルギーや変化に気づきにくいですよね。紫外線も怖いけど、猛暑となるのはこれから。今はまだ過ごしやすく、外に出てもそれほどの苦痛は感じません。せめて夕方に、「今日は日が長いな~」と感じるくらいの味わいをしたいものです。だって考え方を変えれば、明日以降、日が少しずつ短くなっていくんですよ。ちょっとマイナス思考!? だけど、今日一日をしっかり堪能するつもりで過ごそうと思います!
さて、あと1カ月もしたら夏休みです。その前に期末試験がある学生さんも多いと思いますが、準備はいかがですか? 今年は久しぶりに運動会(体育祭)や合唱コンなど、コロナ以前の学校行事に戻れたところがほとんどで、あっという間に月日が過ぎていったのではないかと思います。個人的な見解ですが、行事のなかで好きなのは合唱コンです。運動会などと違って全員が一律に役割を担うからでしょうか。クラスが一つになるには最適な行事という気がします。
その証拠に、合唱コンが終わっても、登下校の道すがら何人かで口ずさんでいる姿を見かけます。完璧なハモリに笑顔も満載。ある高校の運動部では、ミーティングの最後にやった校歌の練習で、男子生徒が身振り手振りのノリノリで大合唱。その姿にうれしいやら笑えるやらで、思わず吹き出してしまったと顧問の先生は言っていました。気持ちが変わると行動そのものも変わりますね。ノリノリなのはとくに3年生で、1年生はやや固まった状態なのですが、この違いがまたおもしろい。でもそんな1年生たちも、来年、再来年には同じようにきっとノリノリで歌っている、と想像しています。
つまり、生徒さんたちは学校の空気にだんだんと慣れるに従い、いい意味でそこにハマっていくんですよね。勉強に部活に行事、こんなに忙しいのかと目を回していた1年生も、そのうち流れに乗ってこなせるようになります。もちろん途中で挫折感も味わったりするでしょうが、気づいたら今までとは違う自分になっている・・・なんてことも十分あり得ます。大人になったら、これほど刺激的な毎日はそうはありません。ぜひ3年間を大切に過ごしてほしいなと思います。
最後に、期末テストを前にげんなりしていたらこの曲はいかがでしょう? 徳永ゆうきさんの『なんとかなるさ』です。3年ほど前に通学途中にいかがとおススメしたのがやはり徳永さんの『車輪の夢』でしたが、今回も歌詞がいいんです。
♪見上げれば 星が滲んでた そんな夜 たまにあってもいいでしょう 陽が昇り、また笑えれば なんとかなるさ♪
サビから始まるノリのいい曲で、途中
♪がんばれよ がんばれよ 声が聞こえる♪
という歌詞も入っています。沖縄では「なんくるないさ」で知られていますが、時には焦らず気持ちをゆったり持って「なんとかなるさ」精神も悪くない。個人的なおススメながら、興味があったらぜひ一度聴いてみてください!