大谷選手の「目標達成シート」を真似てみた!
今日は、今や世界中が注目しているメジャーリーガーの大谷翔平選手についてです。WBCでの活躍で、これまで野球に関心のなかった人までをも虜にした大谷選手。娘が言っていたのですが、「ゼンゼン野球を知らなかった友だちが、大谷君の奥さんになりたい~ってみんな言ってる!」。もはや芸能人以上の存在であるのは間違いありません。ユニスタスタッフの中にも、携帯の待ち受けが大谷選手になっている人を発見! 週刊誌は奥さん候補を特集しているし、こうした騒ぎは当分続きそうですね。
当の大谷選手がこうした騒ぎで疲弊しないか心配になりますが、いつも淡々とし、至ってマイペースな様子が印象的です。外からの圧力に振り回されず、自分の考える理想像に向かってストイックに野球に向き合い続ける。カッコよさだけでなく、ブレずに突き進む姿に何より魅力を感じます。
彼が高校時代に作成していた「目標達成シート」は、すでに有名な話になりました。花巻東高校(岩手)の野球部に入ってすぐ、監督の指導で作り上げ、それをもとに日々の努力を続けていったそうです。
そのシートとは、まず3×3の9マスを作ります。その中央のマスに書き入れるのが、自分が成し遂げたい目標。大谷選手が書き入れたのは、「ドラ1 8球団」。これは、ドラフト1位で8球団から指名される、という意味です。そしてそれを成し遂げるためにやるべきことを、残りの8マスに入れていきました。「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード160キロ」「変化球」「運」「人間性」「メンタル」。さらに、9マスの周りに8つの9マスを配置。各項目を達成するための心がけを記しています。
ネットで資料がたくさん載っているので詳細は省きますが、この9×9の81マスで構成される目標達成シートが、「マンダラチャート」とも呼ばれるフレームワークです。30年以上前に経営コンサルタントの人が開発したそうで、ベースとなっているのは仏教の考え方や教えを表現した「曼荼羅」。このシートが目標設定や現状分析、行動指標の確立などさまざまなビジネスシーンで活用できそうだということは、誰もが容易に想像できますね。
じゃあ、皆さん、自分自身のシートをぜひ作ってみてください! ということで、自分自身もやってみることにしました。でも、案外この81マスを埋めるのは大変。アイデアを整理し、言語化することがポイントですが、思考をしっかりと働かせなければ簡単には作れません。まずは健康維持、そのためにはもう少し具体的な目標を立てねば・・・と考えるものの、埋めるのに四苦八苦。若くないからな~とごまかしたくなりますが、一度しかない人生を充実させ、楽しむためにはやはりこうした前向きな意識は必要です。81マスでなくてもいい、年齢を重ねても、それに近いマスを埋める気持ちで精進するのが何より大切だなと思いました。
大谷選手の活躍は、自分自身に目を向けるという機会を多くの人に与えてくれたような気がします。努力すれば必ず「実」になるわけではありませんが、大事なのは正しいプロセスで努力を重ねること。学生の皆さんはただ今青春、真っただ中。まずは自分自身をしっかりと分析し、夢に向かって一歩ずつ前進していけるよう、陰ながら応援しています!
最後に、真ん中のマス目に「ユニスタの一層の飛躍」と入れたとする。さて、周りの8つに何を入れるか。81マスに入れるべきは何でしょうか!?