女子スラックス増 朝日新聞に掲載の記事から
2月14日(火)付の朝日新聞夕刊に、女子学生のスラックス選択についての記事が掲載されていました。内容は、埼玉県で今春から「すべての県立高校で女子生徒がスラックスを選べるようになった」というものです。ユニスタは東京を中心に一部神奈川の学校を対象として販売していますが、スラックスの導入は同じように急速に進んでいます。公立中学、公立高校、私学ともに、スカートまたはスラックスの選択が可能となり、実際にスラックスを選ぶ生徒さんは増えています。
この記事のなかで取材を受けていたのが、大手学生服メーカーでユニスタともお付き合いのある「菅公学生服」(本社・岡山)さん。通称カンコーさんは岡山や鳥取、宮崎、鹿児島などに国内工場を持ち、制服のほか学校のさまざまなアイテムを製造しています。記事を引用すると、1990年後半に「防寒用」として長野や北海道で導入され、その後年々取り扱う学校が増え、同社が扱う女子用スラックスの導入校は、22年度に新たに約800校加わり、計2200校ほどになったそうです。記事内のグラフを見ても、一気に増えたことがわかります。以前女子スラックスは夏冬兼用で用意されていましたが、今では冬は冬、夏は夏と素材を変えて用意する学校がほとんどです。
ただ、スカートに比べ本数的には限られた数字になるため、事前準備が難しく、注文を受けてからの受注生産が中心です。現在工場では、3月末から4月頭の納品までに間に合わせようとただ今、フル稼働中。コロナ後は、それまで製造を担っていた海外からの派遣労働者が帰国したまま戻らないなどの要因で、限られた人員のまま何とか製造を進めています。スラックスに限らず、すべてのアイテムについて同じような状況下ですので、制服の納品が入学式ギリギリになるケースも考えられます。注文されたお客様にはぜひご理解いただき、お手元に届くまでお待ちいただきたいと思います。
私事ですが、年を重ねるごとにますます強まるスラックスへの依存。スカートはよほどのときでないと着用しなくなりました。ウインドウショッピングをしながら、いつも思うのは「動きやすく、スタイルをよく見せてくれるスラックスはないかな」ということ。しかも価格はリーズナブルで、冬の時期は暖かさを感じられる生地素材であることも重視です。ところが、その条件に合うものってありそうで案外ない。残念がっていると、娘に言われました。「それ以前に、その締まりのない体型を何とかしなくちゃね~」。その言葉には、うんうんと頷くしかありません。カッコよくスラックスを履くために、決意も新たな母でした!(何日続くか・・・)