今日は、新入生向け学校採寸のお話を少々。2月15、16日の2日間にわたり行われたのが、品川区立富士見台中学校です。近隣は坂が多く、そのもっとも上に建っていることもあって、教室からは富士山が見えるとか。同校の制服は男女ともブレザースタイルで、写真のように高校の制服かと思うようなとてもステキなデザインです。

学校採寸では多くが校内の教室や体育館などが会場となりますが、実はそうとも限りません。富士見台中の場合は学校ではなく、毎年近所にある町の会館をお借りして行っています。もとはどなたかのお宅だったのでしょうか。レトロな雰囲気が漂う木造の建物に入ると、太い柱に畳敷きの大広間。襖を開けると押し入れがあり、地域の皆さんが会合や趣味の集まりで愛用してきた長い歴史を肌で感じることができます。

 私たちは制服を販売する際、会場の造りに応じて「ここに受付を置いて･･･」「ここにはワイシャツなどの備品を並べて･･･」「ここでメジャーを使って採寸して･･･」とお客様の動線を考えながらセッティングしていきます。だから正確に言えば、１つとして同じレイアウトの会場はない！ということになりますが、この富士見台中の会館の場合はまさに唯一無二ですね。オリジナリティ満載！　

 会館は2階建てで、入口を入ったところにまず受付。そこにユニスタの誇る長身名物オジサンが座り、来場者をお出迎え。そして、コロナ禍ですので密にならないよう細心の注意を払って２階の大広間へとご案内します。大広間は体育館や教室と違って畳部屋なので、お客様と私たちスタッフが低いテーブルを囲んで座り、ブレザーやスラックス、ワイシャツなどの注文をお受けするという特異なスタイル。「お茶でもご一緒に!?」と言ってしまいたいような、ほのぼのとした光景となります。昨年までは1日で受注していましたが今年は2日間となり、本来は足の踏み場がなくなるくらい大広間が混雑したのですが、それが緩和できた分、ゆったりと注文をお受けすることができました。

 この日は制服の採寸に加え、通学カバン、体操着や上履きの販売も行いました。お客様のお手元に真新しい制服が届くのは、コロナの影響もあって、現在4月の入学式直前を予定しています。納品まで、いましばらくお待ちいただければと思います。

 さて、学校採寸もまもなく終盤。スタッフ一同、ラストスパートに向け、心をひとつにしてがんばります！