制服販売で目黒区の中学校へ出向いたとき、ステキな出会いがありました。小柄だけれどとても体格のいい女の子で、一瞬男の子と勘違い。大変失礼なことをしてしまいましたが、すかさずお母様が「柔道の選手なんです」。それもお兄ちゃんが現在山梨の強豪高校に、また次のお兄ちゃんはやはり目黒区内の別の中学校に在籍しながら神奈川の道場で力をつけ、今あちこちの高校から進学のお誘いが来ているとか。そろって柔道に打ち込んでいるんですね。

たまたまこの日の前夜に、厳しい練習で知られる東京・修徳高校柔道部がテレビで紹介されていました。思わず「お子さんたち、みんなすごい練習をしているんですね」と言ったら、「そうなの。修徳もテレビで映し出されたのは序の口。実はもっと厳しいわよ」とお母様。「娘さんが投げ飛ばされるなんて、切なくないですか」の問いには、「そりゃあ、つらいわよ」。う～ん、そのあとは言葉になりませんでした。

中学生のお兄ちゃんもユニスタの制服を愛用しており、今回も娘さんのために2社ある中からユニスタを選んでくださいました。こちらこそお世話になり、ありがとうございます。さらにお話を伺えば、実は6人兄妹なんだそうで、一番すごいのはお母様かもしれません。でもそう言ったら、「い～え、うちの子はみんないい子なんですよ」。溌剌と明るいお母様で、子どもをとても愛している様子も垣間見られました。いつか教育論を聞きたいっ！

娘さんと接しながら、確かに体格は並外れていますが、表情やその仕草はとても可愛らしく好感が持てました。つらいことも多いけれど、スポーツはやはり人間形成に一役買うと思います。自身を育て、人との関わりを学び、多くの人に夢も与えてくれます。柔道はオリンピック競技です。2年後の東京、その後の大会に兄妹そろって出場していたら、ユニスタ全員で声を枯らして応援します！　私たちにこれからの楽しみも運んでくれた、そんなうれしい一日でした。