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目黒区の中学統合。懐かしき思い出の風景

ユニスタが長年担当してきた目黒区立第八中学校と、第十一中学校。両校が統合され、来年度、新たに目黒西中学校が開校します。スクールカラーは「青緑」と決まり、在校生の投票で決まったそうです。新たな校舎は第十一中学校の跡地に建設され、新校舎の内装などにこの「青緑」が使われるとか。きっとモダンな校舎が完成することでしょう。

 何を隠そう(隠していないが)、私はこの第十一中学校の卒業生。毎年制服販売に通いながら、ここは変わらないな、ここは変わったなとイロイロ思いを巡らしてきました。特に変わらなくて驚いているのが屋外プールです。私のいた当時からすでに年季の入った代物で、すぐ横にある更衣室なんて「あれ、何!?」と初めて見た人は思ってしまうほど古い! でも、卒業生にとってはこれがまたいいんですね~。あそこで着替えたな~とか、狭いプールサイドで先生の話を聞いたな~とか、懐かしい風景が自然と甦ってきます。

 第十一中学校は、校舎前にコンクリートのテニスコートとバスケットゴールがあり、これも長年変わりませんでした。で、土の運動場はというと、そばを流れる呑川沿いを数分歩いた場所にあります。不便なのは仕方ないけど、野球部や陸上部などはここで放課後練習していて、わざわざそこに行かないと練習の様子が見られないのがとても残念でしたね。というのも、当時人気だった運動部があって、それが野球部と男子バレーボール部。クラスの人気者が多く、私はクラスが違ったので遠巻きに見ていましたが、下級生の女子が数人まとまって、近くにすり寄りながら(笑い)憧れのまなざしで見ていたものです。

 その男子バレーボール部のエースは私と異なる都立高校へ進学し、そくに口も聞かないままもう何十年も会うことはなかったのですが、人生というのは面白い。ユニスタの制服販売で私が担当校にいたとき、え~、そいつが目の前にいるじゃないですか! 体育の先生になり、もちろんバレー部の顧問になっていました。自分で言っていましたね、「高校では中学以上にめちゃくちゃモテた」って。だろうね~。でも今現在はというと、う~ん、どうみてもただのおじさん(笑)。お互い、そう思ったと思います(汗)。

 内輪話はこれくらいにして、新しく誕生する目黒西中学校の校歌は、区内に所在する芸能プロダクション「ホリプロ」と連係し、両校の在校生とワークショップを通して校歌の制作を行ったそうです。作詞・作曲はアーティストの植村花菜さんで、協力として、両校在校生有志と名前が入ります。生徒たちは学校生活のエピソードやその時の思いをもとに歌詞のフレーズを考えたそうで、私とはまた違った現代版の思い出が散りばめられているのだと思います。

物持ちのいい私は、中学のとき使った校章とクラスバッチを未だ持っています。〇年前の貴重品?です。これをうっかり落とすとまた買い直す必要があり、学校の近くにある文具店で「ドジ!」と自分を戒めながら幾度か購入した記憶があります。

おじさん、おばさんのいた文具店は、もうとっくにありません。通学路の風景が大きく変わり、そしていよいよ第十一中学校の解体によって、また新たな風景が生まれようとしています。

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