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自分に合った学校選び。理想と現実が違っても・・・

先日、中学3年生の息子さんを持つ友人に会いました。まもなく迎える定期テストが高校入試に必要な内申点に大きくかかわるとあって、親も子も必死だと言っていました。こちらはとうの昔の話で当時を懐かしく思い出しますが、この頃、確かに自分も鬼の形相で子どもにハッパを掛けていました。でも今となって思うのは、何も鬼にならなくたって・・・という自戒の念と、本人がやる気にならなきゃどうにもならない・・・ということ。親はサポート役なんだってわかっていながら、フライングしていたかもというのが正直な気持ちです。

 そして、もうひとつ。少しでも学力レベルの高い学校と考えるのは皆さん同じでしょうが、それよりも本人に合った学校選びというのが本当に重要だと感じています。どんな学校生活を送りたいかと理想を描く一方で、そのとおりにいかないことも現実には多々あります。理想が崩れてしまったとき、自分自身で軌道修正できる力があるか。さらに、学校側にそれに対応してくれるだけの力があるのかというのが重要な気がします。

ちょっと小耳に挟んだ話では、理想と現実が異なり、学校になかなかなじめない。その結果遅刻や欠席が多くなり、その生徒さんは学校側から「このままだと留年だよ」と再三言われたという一例があります。ダメ出しばかりで、学校に足が遠のく理由にあまり耳を傾けてもらえない・・・。せっかく選んだ学校にもかかわらず、最終的にその生徒さんは退学してしまったとのことでした。

 教育現場の大変さも取り立たされる昨今、詳しいことはわからないので無責任なことは言えませんが、こうした例はあってほしくないとつくづく思います。振り返ってこれがベストな選択だったと言い切れる人生を送るのは容易ではありませんが、ベストな選択に近づけるように広い視野で物事を考え、結論を出していく。そして、その過程で修正を繰り返しながら進んでいく。人の人生も、まさに組織の管理業務でいうPDCAサイクルといっていいのでしょう。人生において、誰もが避けては通れない進路選び。ほんの一瞬のことですが、焦らずじっくりと、親子で話し合いながら納得のいくよう決められたらいいですね。

 さて、11月なのになんで半袖??? 紅葉を見に行くと出かけた友人は、はて、山で紅葉に出会えたのか心配になります。学生さんたちは、暑くて制服の上着を着る気にはならないかもしれません。脱いだ上着、そのままどこかに忘れてこないように気を付けてくださいね!

紅葉、見つけた

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