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自由ヶ丘学園高校、2023年共学化へ。田中理事長にお話をうかがいました

ユニスタの担当校の一つである自由ヶ丘学園高等学校。創立93年を迎える来春、これまでの男子校から男女共学校へと大きく姿を変えます。現在、学校は正門付近や校舎など全面改装中で、セキュリティを強化し、また独自のプログラムを整えた「7つのコース」を支える設備の充実も進んでいます。単なる普通科ではなく、そこからさらに目的をもって学べるコース制をとったのは4年前。すでに1期生を輩出し、その成果は進学実績にも表れているそうです。

 「コース制は、まるで7つの学校を備えているようなものなんですけどね」と笑顔で話すのは、田中道久理事長(校長)。自由ヶ丘学園が共学化を決めた背景として、次のように語っています。

「現代社会を生きるうえで不可欠となっているのが、いろいろな人の考え、違いを認め合いながらその多様性を理解するということです。そのうえで世界の人々をと協働しながら新しい価値を生み出していく。そんな生徒になってほしいと願い、昔ながらの校風に加え『自主・共創』をスローガンに、共学化を進めることになりました」

 ダイバーシティ&インクルージョンの重要性を前面に押し出し、今の時代に合った教育をとの理念から男女共学化に。一人ひとりが活躍し自己表現できるような、未来を見据えた学びのために「7つのコース」は作られました。よくある特進、進学、普通コースといった分け方ではなく、自分の力をより発揮する、自分の価値を見出すために細分化されたコースです。

 「自分の好きを見つけるコースといっても言いかもしれません。例えばうちのレスリング部は全国レベルの強豪ですが、その生徒が所属するのはアスリートコース(ASアスリートサイエンス)とは限りません。グローバルコース(GIグローバルイノベーション)の生徒もいて、彼はこう言っています。『世界で戦える選手になるために、広く世の中を勉強し、来る五輪のためにフランス語も身に着けたい』。ですから、コース決めのためには、自分の進みたい方向性をある程度決めて入学してもらう必要があります。中高一貫校の場合6年間で行うことを、わが校は3年しかないのでそれに近づく教育をとことんめざす。そのためにコース制を取り、授業の中には哲学、第二外国語といった大学でやる講義も受けることができるんですよ」と、田中理事長。

 これまで学校説明会やオープンスクール、個別相談会などを複数回開催し、評判は上々。女子生徒の関心も高く、ユニスタがお話を聞いた限りでは、前年度を大きく上回る新入生が改装なった新校舎の門をくぐるのではないかとの予感です。部活動については共学化に伴い、ダンス部やチアリーディング部などの創設も予定されているとか。レスリング部にも、世界をめざす女子選手が入学するのではないでしょうか。

 ユニスタがお手伝いする制服については、男子のデザインを踏襲したうえで、女子はスカートにオプションがつくなど工夫を凝らしています。どんな生徒さんに出会えるのか、今から制服受注日がとても楽しみです!

ただ今改装中

 

 

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