進級でお別れ、黄色い帽子
2、3日前に黄色い帽子をかぶった小学生を見かけました。ビニール製の土星のような!?帽子は、これだけ時代の流れが早いなかで今も昔もちっとも変わらない。子どもが大きくなってしまった親にとっては、懐かしさいっぱいの思い出の品です。
この帽子、我が娘は一度なくしてしまい、数日間どこを探しても見つからないので、担任に先生がそっと代わりのものを娘に手渡してくれました。ストックを常備しているわけではないそうでしたが、どこからか探しだしてくれたのでしょう。「記念のものだからね」とにこやかに言ってくれたそうです。
その数日後、なくしたはずの黄色い帽子が見つかりました。どこからかというと・・・、ランドセルの中! 一番手前にある、チャックのついたポケットからです。本人、それを丁寧に丁寧に折りたたんでポケットにしまったようなのですが、そのことをまったく覚えていなかったんですね。教室に入ってランドセルを机の上におき、そのあと周りのお友だちを見ながら自分がどうしていいのかわからない、そんなもじもじした姿の娘が想像できて、ちょっと切なくなったことを覚えています。
それにしても親子でランドセルの底まで覗いて探したのに、まさか小さなポケットから出てくるとは・・・。この黄色い帽子、1年3学期の修了式と同時に、二度と使われない品となります。我が家には2つの黄色い帽子が残りましたが、捨てる勇気はなく、その後もしっかり保存されていました。子ども関連のものがどんどん増えていくなか、捨てるチャンスがなかったといってもいいかもしれません。
意を決しサヨナラをしたのは、娘が中学3年になるとき。引っ越しというイベントをきっかけに、7年保存した末にお別れをしました。でも、実はランドセルはまだ我が家の押し入れの奥にあります。きれいに使っていたのでどこかに寄付しようとか、ミニチュアを作ろうとか言っている間にすっかり忘れていました(こんな調子で、いろんなものが放置されている・・)。せっかく思い出したのだから、この機会に次のステップを踏もうかな・・・などと思いを巡らしているところです。
さて、卒業によって昨日まで着ていたのに突然お別れとなるのが「制服」です。毎日のことなのであまり気にしてこなかったとは思いますが、お別れついでにじっくりと制服そのものを見てみてください。すごく似ているけれどまったく同じというものはない・・・というほど個性豊かな制服。学ランだって黒の色一つとっても微妙に違ったり、カラーの部分もデザインが案外違うんです。もう着ることがないからこそ、改めてデザインや縫製など、見てくれるとうれしいですね。日本の工場で丁寧に作られた一級品です!
最後に、小、中、高校、大学とほぼすべての学校で卒業式が終わり、あとは新年度を待つばかりですね。新入生向け制服のお届けも、順次進んでいます。すでにお手元に届いている皆さん、着心地はいかがですか? 袖を通したとき、驚くほど大人になった気分になるのではないでしょうか。まだお手元に届かないという方は、どうか今しばらくお待ちください。お一人お一人、衣装ケースに大切に詰めてお送りしています。衣装ケースを空けたときの何とも言えない感慨と興奮を、ぜひ楽しみにしていてください。