BLOG

  • TOP
  • BLOG
  • 1年生、その心もとなさがまた貴重な思い出に

1年生、その心もとなさがまた貴重な思い出に

4月はいろいろな光景を目にします。ある朝見かけたのは、パパに付き添われて小学校へと向かう黄色い帽子の1年生の女の子。保育園児の弟の手をしっかりと握っているパパの前を、飛び跳ねるように歩いています。そして、坂の途中でパパと弟君はストップ。手を振りながら、お姉ちゃんが1人学校に向かう姿をしばらくの間見守っていました。

 お姉ちゃんが交差点を渡ったところで、待っていたのは同じ黄色い帽子のお友だち。そこには彼女のパパもいて、3人で学校へと向かっていきました。送迎のバトンをお父さん同士で渡していたんですね。ナイス! これなら、坂の上で見守っていたパパも安心です。そのパパは、その後クルリと踵を返してもと来た道へ。次の行き先は言わずもがな、弟君の保育園です。

 思い出します、黄色い帽子を被っての登下校。その姿があまりに頼りなく、本人以上に親の方が心配でした。無事帰ってくるとホッとして、本人はおやつを食べたらバタンキュー。お昼寝している姿を見ながら、この子なりに1日がんばってきたのだなと思うと胸がキュンとしたこともありました。それはわずかな時期かもしれませんが、小学生に限らず中学生も高校生も、1年生のスタートの時期は何かと疲労が大きいはずです。親が手を出す必要はなくても、そっと見守りながら、時にはさりげなく励ましの言葉をかけてあげたいものです。

 この先、気温が上がる日も増えてきます。帰宅時はブレザーを脱いで、ワイシャツ姿で帰る中学生や高校生の姿も多く見かけるようになりました。来月半ばには、早くも夏服移行期間で上着不要に。真新しい上着の出番は、入学後1カ月半足らずなんですよね。その次に着るのは、秋10月。ちょっと大きいのを買い過ぎたかな・・・と思っても、半年後には案外しっくりきているかもしれません。それくらい、子どもの成長って早い! 前出の黄色い帽子の小学1年生も、このときにはパパの付き添いなく張り切って学校へ行っていることと思います。だからこそ、今だけの子どもたちの貴重な姿、目に焼き付けておきたいですね。

Page Top